FC2ブログ

異文化と異次元の旅人

個別エントリー

2008年03月25日 (火)

Lower back pain

コメント↓

ここ2~3日、腰痛で日常生活もままならない状態が続いている。何が原因かよく分からない。今こうしてパソコンの前に座っているのも苦痛である。

数日前の夜、寝る前にストレッチをしたところ、腰が重くていつものように動かない。春休みに入ってから外出が減り、一日中パソコンの前に座っているからかもしれない。一晩寝て様子を見たが、朝になるとさらに悪化していて、ちょっと腰をひねるだけでも激痛が走る。布団から起きあがるのも一苦労だ。どうもギックリ腰の症状に似ているが、思い当たる節がない。

ちなみに、「腰」は英語では "lower back" と言う。日本語では、「背中」と「腰」を区別しているが、英語では基本的にどちらも含めて、首(neck)の下から脚(legs)の付け根までの部分は "back" と呼ぶ。そして、「腰痛」は "lower back pain" だ。別の表現として "backache" もある。こちらは背中(back)のどの部分の痛みも表現できるが、大抵は「腰痛」を指す。たまに、「腰痛」を訴えるのに "waist" を使う日本人がいるが、この単語は腰のくびれた部分を指すので、"waist pain" という表現は不自然だ。

腰痛といえば、ギックリ腰が有名で、脊椎の障害など外科的な原因によるものが多いが、それ以外にも、内臓疾患や心因性のものもあり、診断・治療は簡単ではない。

20年程前アメリカで知り合ったある日本人研究者の細君も、そんな原因不明の腰痛で絶望の淵まで落とされたひとりだった。日常生活もままならないほどの激しい腰痛に悩まされて、あちこちの病院で診察してもらったが原因が分からない。家族も暗い日々を送っていたところ、2年近く経ってやっと原因は内臓(膵臓だったか胆嚢だったか)の疾患であることが判明。手術で腰痛から完全に解放され、家族に幸せが戻ったとうれしそうに話していた。

実は、私は自慢じゃないがこれまでに7~8回もギックリ腰を経験している腰痛のベテランだ。処置の仕方にも慣れている。何かの拍子に腰に急激な負担がかかって「ギグッ」という衝撃があると、さあ大変。瞬く間に腰の辺りの力が抜けて動けなくなる。ただ、よほどの重症でなければ、痛みはあるものの、まだ10~20分の猶予があり、多少は動ける。

テニス中などにギックリ腰になると、とにかく急いで帰る。そして、家に着くとすぐベッドに横たわる。一度横になると、もう起きあがれない。ほんの少し腰を動かしたりひねるだけでも、突き刺すような激痛が走る。腰がまるで自分の体の一部ではないかのごとく、力が入らない。トイレに行くのも大変な苦労だ。安静にしているしかない。安静が一番大切だ。

初めてギックリ腰になると、あまりの激痛に、果たしてまた歩けるようになるのかと不安になるが、心配はいらない。丸二日間安静にしていれば症状は軽減し、日常生活を再開できる。この初期対処がとても重要で、最初の二日間に無理をすると、そのあとなかなか治らない。これは捻挫などの他の怪我も同じだ。最初の48時間の措置次第でその後の回復程度に大きな違いが生まれる。

初めて腰を痛めたのは、まだアメリカにいた20年程前だ。テニス仲間と高級レストランでのディナーを賭けて試合をした。1セットのマッチを合計10マッチ。若干実力差があったので、私が全勝するか相手が1マッチでも勝つかで勝負を決する。大学の室内テニスコートを予約して毎週1~2マッチのペースで戦いは続いた。

2ヶ月に及ぶ長い戦いは、私の9勝0敗でついに最終マッチを迎えた。しかし、忙しい学期中に無理をして試合を続けたためか、その日は、体が重くて腰に力が入らなかった。サーブも手打ちになるし、いつもは拾えるショットに追いつけない。さらに、その日に限って対戦相手が好プレーを連発した。そして、4-4で迎えた第9ゲーム。私は、サーブのトスを上げただけでも背中から腰にかけて痛みが走り、残念ながら、この対戦は引き分けで終了した。

その後、勝負を決する日は訪れなかった。私の長い腰痛との戦いが始まったからだ。いろんな病院で治療を受け、理学療法士の世話になり、温泉につかり、マッサージをし、ジムに通ったが、腰痛が完治することはなかった。その後は、怪我を抱え日常生活に多少不便がありながらも、だましだましスポーツを続けていた。テニスの前には入念なウォームアップを欠かさず、終了後はイブプロフィンを飲み、大きなアイスバッグをいくつも腰にあててしばらく横になる。決して重い物は持たない。同じ姿勢を続けない。毎日ストレッチをする。そういう努力にもかかわらず、15年以上ずっと不快な腰痛に悩まされ続け、7~8回もギックリ腰になった。

ようやく日常的な腰痛から解放されたのは、7~8年前にテニスラケットを握らなくなってからだ。日本ではアメリカのように簡単にテニスをする環境がないので、忙しくなるのと同時に自然とテニスから離れてしまったのが幸いした。

テニスには、激しく体をひねる動きや、急に止まったり方向転換する動きが多く、怪我をしやすい。さらに、利き腕の手首や肘、肩に過大な負担がかかる。私は、腰だけでなく、肩、背中、手首、足首もテニスで痛め、一週間以上松葉杖をついていたこともある。好きだからこそのめり込んでいたが、本気でやれば、実はテニスは「体に悪い」スポーツなのだ。

にもかかわらず、テニスでまったく怪我をしない人もたくさんいる。何故自分はこんなに腰を痛めたのかと考えていて、ある時ふと思い出した。そういえば、中学校の柔道の時間、他の技は難なくこなせたのに、肩車だけは出来なかった。初めて肩車を習った時、腰に力が入らず、相手を担ぎ上げられなかった。自分はそれ程弱いわけではない。週一回の中学の授業だけで茶色帯(二級)ももらった。ただ、肩車だけは出来なかった。その頃から腰が弱かったのだ。

では何故腰だけ異常に弱いのか、長い間理由が分からなかったが、最近ふっとその原因かもしれない「事件」に思い当たった。そういえば、小学校の5年生か6年生の時に、体育館で運動会の準備をしていて、人間ピラミッドが崩れたことがあった。私は下から3段目か4段目で輪を組んでいる1人だった。突然足場が崩れて、上を向いているのか下を向いているのかも分からない状態で落下し、体育館の床にしたたか打ち付けられた。

2メートル以上の高さから真っ逆さまに落ちた衝撃は相当で、足や腰など下半身が痺れて感覚がなく、すぐに立ち上がれなかった。「整列!」と叫ぶ先生の指示が飛んできて、何とか這って、体育座りしている生徒の列に戻ったが、手足は痺れ、震えが止まらない。

先生達からは我々を心配する声もかけられなかった。それどころか、怖い体育の先生に「たるんどるから崩れるんや、ちゃんとやれ!」とひどく叱られた。確証はないが、おそらくこの時に腰を痛めたのではないか。当時の私はまだ子供で、落ちた自分達が悪いと思ってしょげていたが、もし同じような事故が権利意識が高い現在起きれば、学校側の監督不行届で訴訟沙汰になるだろう。

いずれにしても、原因が分からない今回の腰痛。おとなしく寝ているしかできないが、おかげでペーパーバックをたくさん読めたのは不幸中の幸いだった。しかし、新学期も近くなってきた。そろそろ日常生活に復帰できないと、山のように溜った仕事や雑用が気がかりだ。

スポンサーサイト



ページトップ↑

22:00:00   スポーツ・健康  | コメント(0)  | トラックバック(0)

 ←坊ちゃんの日本語 ボーダーズ→ 

コメント


管理者しか読めないようにします    

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://tarowho.blog95.fc2.com/tb.php/127-740cd887

プロフィール

Taro Who?/フウタロウ

管理人 : Taro Who?/フウタロウ
理系研究者からビジネス現場の通訳・翻訳・マーケティングサポートを経て、現在はもっぱら大学・大学院で理系英語・翻訳・プレゼン・ライティング等を教える。また、理系英語教育プログラム、脳科学的アプローチに基づく英語学習、通訳訓練法、通訳・翻訳理論を研究する。しばしば仕事はそっちのけで、旺盛な好奇心のおもむくまま、あらゆるジャンルに首をつっこみ雑文を書く。砂漠とロッキー山脈が大好きだが、最近はとんとご無沙汰。もっぱら仙人生活を送っている。でも、パーティーとおしゃべりは嫌いじゃない。日本生まれ、日本在住。20代から15年間アメリカで過ごす。

リンク

記事一覧へ

ジャンル




全記事表示
管理者ページ

現在の閲覧者数

累積アクセス数

メールフォーム

名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる