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異文化と異次元の旅人

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2007年08月04日 (土)

みなとこうべ海上花火大会

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久しぶりに花火大会に行った。

関西で花火大会といえば、12万発と世界一の規模を誇るPL花火大会が有名だが、それ以外にも数千~2万発規模の大きな花火大会が各地であり、なかでも「なにわ淀川花火大会」と「みなとこうべ海上花火大会」が、阪神間では圧倒的に人気がある。

こういう大きな花火大会は、ぶらっと立ち寄れる地元の花火大会と違って、10万人単位の人出があり、花火を見に行くには相当のエネルギーを要する。よほどの花火好きでもない限り、花火大会に足を運ぶのは、イベント作りが楽しい時期のカップルや、10代~20代の若いグループ、それか、小さな子供がいる家族連れが中心だ。どれにもとんと縁がなかった私は、もう何年も花火大会から足が遠ざかっていた。

ところが、先週、ある飲み会が行き違いから実現しなかったので、それじゃ翌週末、花火大会に寄ってから飲みに行こうという話になり、連れが神戸在住なので、行き先は自然と「みなとこうべ海上花火大会」になった。

10年前最後に行った時は、開始少し前に会場に向かったところ、既にメリケンパークは身動き取れないほど満員で、高速道路より先に進めなかった。海と一体になった演出が自慢の花火大会なのに、見えたのは高速道路の上方に上がる打ち上げ花火だけだった。

今年は、同じ阪神間の「なにわ淀川花火大会」もたまたま同じ日に開催されることになったので、人出が分散して例年より空いているだろうと予想された。(後日、淀川花火大会に行った友人から、向こうも例年より混雑が少なかったと聞いた)

それでも、少し早めに待ち合わせて、ジャズ喫茶「カフェ萬屋宗兵衛」で少しおしゃべりしてから、開始1時間程前には会場に向かう。あまり早く現場に着くと今度はトイレに行くのが大変だ。実際、会場に着くと簡易トイレ前には長蛇の列が出来ていた。

メリケンパーク入り口では、会場が一杯で入場規制されているので東寄りの第1突堤等へ向かうようにというアナウンスがあった。しかし、辺りを見渡すとそれ程混んでいるようには見えない。そのままメリケンパークを抜けて、どうにかこうにか岸壁近くまでたどり着く。

花火は、沖合約300mの場所に浮かぶ台船から打ち上げられることになっている。岸壁近くの一番よく見えるところには、場所取りのためのブルーシートやピクニックシートがたくさん敷かれていた。最近は花見や幼稚園・小学校の運動会でもよく見られる光景だが、ブルーシートでの場所取り、ましてや、そういう場所での飲み食いの宴会は、あまり美しい光景じゃない。

一面に張られたシート類の隙間を縫ってくねくねと移動し、何とか少しばかりの空間を見つけると、地図を印刷したA4の紙を2枚敷き、足を抱えて2人で座った。すぐ前に、大きな三脚にカメラを設置したおじさんが立っていて、一部景色を遮っているので、他の人達から敬遠されたのかも知れない。しかし、開始時間が近づいてくると、さらに小さな隙間にもカップルが遠慮がちに体を寄せ合って座った。

思いがけず、打ち上げ場所のすぐ近くで見ることが出来た花火は、水に映えて美しく、空を覆って圧巻だった。「海の仲間達」や「ひまわり畑」などのテーマに沿って、あれこれと色を変え、大きさを変え、音を変え、散り方を変え、50分間続いた。



神戸の見物客達は行儀が良い。場所争いをすることもなく、大騒ぎすることもなく、立ち上がる時もうしろにいる見物客に配慮し、みんなで和やかに楽しんでいた。

進行のアナウンスに、しばしば打ち上げ花火と仕掛け花火という言葉が出てくるのだが、最初は違いが分からなかった。少し立ち上がって水面を見ると、仕掛け花火は台船から直接燃焼しているのに対して、打ち上げ花火は、大砲のように打ち上げられた大玉が上空で破裂しているようだ。



花火の撮影は、8年前に買った私のデジカメには荷が重かった。連れの携帯カメラも、設定が正しくなかったのか、やはり夜の花火の美しさを再現するには至らなかった。でも、花火や桜は、その一瞬を愛でるからこそ風流なのだ。写真はなくてもいい。心のアルバムに残ればいい。

この日の花火見物は、予想どおり例年より人出が少なく、幸運にもすぐ近くで見ることが出来た。ただ、もし来年以降また来ることがあれば、3,000円払っても有料席に座った方が正解かも知れない。ブルーシートで場所取りをするのは柄ではない。風流でない花火見物など面白くもない。

帰りも、メリケンパークを出るのに一苦労で、駅へ向かう通りはあちこちの会場から戻ってくる人達で混雑していた。我々は人混みを避け、三宮駅近くにある隠れ家的な台湾料理店で遅い夕食を取ったあと、東門街に向かった。初めて訪れたバーは、雰囲気も良く、カクテルも手を抜いていない。ギネスも気が抜けたドラフトではなく、ボトルから泡を作るプロセスを丁寧に説明してくれた。

楽しい時を過ごしたこの夜だが、地下のバーでは携帯の電波が届かず、時刻表チェックを怠ってしまったために、連れが最終電車に間に合わなかった。パパに車で迎えに来てもらったのは、ご愛敬というより、冷や汗ものだった。

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プロフィール

Taro Who?/フウタロウ

管理人 : Taro Who?/フウタロウ
理系研究者からビジネス現場の通訳・翻訳・マーケティングサポートを経て、現在はもっぱら大学・大学院で理系英語・翻訳・プレゼン・ライティング等を教える。また、理系英語教育プログラム、脳科学的アプローチに基づく英語学習、通訳訓練法、通訳・翻訳理論を研究する。しばしば仕事はそっちのけで、旺盛な好奇心のおもむくまま、あらゆるジャンルに首をつっこみ雑文を書く。砂漠とロッキー山脈が大好きだが、最近はとんとご無沙汰。もっぱら仙人生活を送っている。でも、パーティーとおしゃべりは嫌いじゃない。日本生まれ、日本在住。20代から15年間アメリカで過ごす。

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